世間では施工管理がきつい、辛い、ブラックと世間で言われていると思いますが、
なぜだと思いますか?
こんな疑問に答えていきます。
こんな記事を書いている僕は、
新卒で施工管理として働き始め、今年で5年目になるものです。
現役で働いているので信憑性のある記事になると思いますので、
ぜひご覧下さい。
施工管理がきつい、ブラックと言われている理由【4つ】
色々ときつい要因はありますが、
この4つが僕自身もきついと感じています。
朝が早く、夜が遅い
現場の規模によりますが
基本的に施工管理は働く時間がとても長いです。
7:00~7:30 | 現場出勤 |
8:00~ | 現場朝礼 |
8:30~ | 現場巡回 + 打ち合わせ |
12:00~13:00 | 昼休憩 |
13:00~ | 現場巡回 + 打ち合わせ + 事務作業 |
17:00~ | 作業終了後 現場巡回 |
17:30~ | 事務作業 |
見て分かるとおり、朝がとても早い。
家から現場が遠いとめっちゃ大変で、僕は毎日5時前には起きてます。
おじいちゃんなみに毎日早起きしているのでもう慣れました。
あと、
夜は平均して19~20時にいつも現場を出ています。
家に着いたら風呂入って、ご飯食べて、寝るだけです。ヤバいね。笑
3K + 新3K
3K
- きつい
- 汚い
- 危険
新3K
- 帰れない
- 厳しい
- 給料安い
建設現場ってこんな環境なんです。
ヤバくないですか?いっぽ間違えたら死んでしまうぐらい
危険が多い場所で、朝から夜遅くまで働いて、
同期の営業部の人や設計部の人と基本給が同じだなんて・・・。
もらえている給料は残業代込みで多いですが、
時給換算すると相対的に給料が他の部署より安いです。
下請け業者と上司からの板挟み
下請け業者は現場で作業をしてくれる
職人さんがほとんどです。
職人さんは図面通り作ろうとしますが
現場では図面通りおさまらない問題がいっぱい出てきます。
こんな問題を上司に相談すると基本変更になります。
この変更点を職人さんに持って行くとこんなの出来ないと
突き返される。再び上司に相談するが、これで決まったから
なんとか説得してこい と言われる。
もう面倒くさいですね。
プライベートの時間が少ない
家に着くのはほとんど21時以降。
休日は毎週日曜日のみ。この貴重な日曜日はひたすら休息して
いるので、あっという間に1週間が過ぎ、1ヶ月が過ぎ、1年が過ぎていきます。
施工管理になるメリット
はい。施工管理がいかにきついか
分かったかと思います。
でもそんな施工管理にもちゃんとメリットがあります。
スケジュール管理能力が身につく
施工管理はやることがいっぱいです。
なおかつ工期内に完成させないといけません。
工程表を見ながら明日のとこ、1週間後のこと、1ヶ月後のことを
考えながら日々職人さんに指示をします。
基本的にスケジュール管理能力が無いとやっていけませんし、
ちゃんと工程を管理しないと現場が混乱してしまいます。
なので経験を積むにつれて必然的に身につきます。
様々な人と関われる
- 施主
- 設計者
- 様々な職人さん
現場担当者という立場で様々な人と関われます。
関われると何がメリットなんだよ。と言う方がいると思います。
建設業という業種に対して様々な立場の人が
どのような仕事をしているのかを見ることが出来るので
自分のキャリアプランにとても役立ちます。
例えば、営業部にいると基本、施主さんとしか接しません。
設計部も同じです。
ですが施工管理者は違います。
なので新入社員はまず現場に出て色々と学びたいという
人が最近多いです。
ものづくりの知識が身につく
現場で実際に作っている姿を見ることが出来るので
色々なものづくりの知識が身につきます。
将来設計を目指している人はこの知識を活かして
色々な提案が出来るようになります。
まとめ
完成した建物は多くの人が使用します。
建物に欠陥や施工不良などがあるとおおくの人の命を
危険にさらすことになりますので
施工管理者は責任がとても重いです。
ですので、日々やることが多く、精神が消耗してしまいます。
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